Kecofinの投資情報

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タグ:非農業部門雇用者

事業所調査による非農業部門雇用者の前月比増加数は+199千人。
家計調査による非農業部門就業者の前月比増加数は+476千人。(グラフの赤線)

事業所調査による非農業部門雇用者の前月比増加数はやや鈍ったが、伸びは続いている。
家計調査による非農業部門就業者の前月比増加数は順調な回復。それに伴って、失業率も低下。

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以下は、米国雇用統計(2021年12月)回復継続 - Kecofinの投資情報 - GogoJungle へ。

非農業部門雇用者数前月比で+19.4万人。市場予想よりかなり低かった。
しかし、
(1)政府部門の雇用が前月に比べ減少した
(2)前月、前々月が上方修正された
(3)そもそも、どれだけの増加が適当なのか明白ではない。民間部門の増加数はコロナ前と比べれば、決して低くない。

また、
(4)賃金上昇率は高かった。
(A)賃金上昇⇒消費増⇒企業売上増⇒賃金上昇・・・ ディマンドプル
(B)賃金上昇⇒コストプッシュ
で、インフレにつながるだけに、高すぎる賃金上昇は懸念材料

(5)失業率は低下

以上で、結局、FRBのテーパリング政策の変更をもたらすものではなかった。むしろ、賃金上昇は懸念材料。



(1)政府部門の雇用が前月に比べ減少した
(3)2021年9月の民間部門の雇用者増加数はコロナ前と比べれば、決して低くない。
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(2)前月、前々月が上方修正された
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(4)賃金上昇率は、依然高すぎるだろう。
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(5)失業率は低下
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(6)毎月40万人増加が続けば、来年10月にはコロナ前の水準(2020年2月)を超える。
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