Kecofinの投資情報

市場歴約40年の元証券投資ストラテジスト・ファンドマネージャーが、経済、市況分析情報を提供します。

タグ:為替

投機筋の円ドルのポジションは、大幅なネット(円買ー円売)ロングからショートへと巻き戻してきたが、レジスタンスレベルにきている。
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念の為、相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。
投機筋のポジション動向はあくまで参考情報。投機筋の後追いをしないように注意する必要がある。
そもそも、その投機筋も相場の後追いをすることが多い。そして、彼らもしばしば間違う。
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円/ドル
今回は説明は省略するが、注目するのは、円ショートポジションだ。
直近(先週火曜日)では、円ショートポジションは、一応の水準まで来ている。この水準をあっさり抜けるとは思っているが、一応要注意。
2012年暮れに抜けたのは、11月14日に野田当時首相が解散表明を予告したからだ。次の政権で大金融緩和がなされることがわかっていたが、それがかなり確かなものになった。(日本側の事情)
2016年に抜けたのは、11月11日、トランプ氏が大統領選で勝利したからだ。米国の財政拡張が期待された。(米国側の事情)
今回抜けそうなのは、バイデン大統領の200兆円規模 の経済対策があるからだ。

20210405a
(グラフの最後は先週火曜日)

ユーロ/ドル
ユーロの場合は、ユーロ・ロングのポジションの反転は始まったばかりだが、いかんせん相場の方が前のめりになっている。
20210405b
20210405d







念の為、相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。あくまで参考。
また、投機筋の後追いにならないように。その投機筋も相場の後追いをすることが多い。
そして、彼らもしばしば間違う。

オーストラリアドルAussie/US ドル
ユーロと円以外は、投機筋のポジションで相場動向を計りにくい。

いわゆる投機筋(非商業部門)のポジションも小口投機筋(非報告部門=主に個人)も、豪ドル安への転換を期待しているようだ。
20210321m
20210321n

なお、全てのグラフはグラフは3月16日(火)まで
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投機筋の為替ポジション(シカゴIMM通貨先物ポジション
<参考>【最速更新】シカゴ投機筋IMMポジション推移【FXに活かす】


念のため、相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。あくまで参考。
また、投機筋の後追いにならないように。その投機筋も相場の後追いをすることが多い。
そして、彼らもしばしば間違う。

ユーロ/ドル
方向的にはユーロ安だ。但し、もう少しユーロロングポジションが縮小してこないとユーロ安に弾みがつかない。
20210321g

ロングとショートに分けてみると、
ユーロロングの急縮小、ユーロショートの急拡大が始まった。
米国の金利上昇きっかけだろう。
ユーロに多額の財政刺激はないだろうし、現ポジション水準を見ても、この動きは変わらないだろう。
20210321h

なお、ヘッジファンドなどの投機筋(非商業部門)と違って、小口投機筋(非報告部門=個人が多い)には、ユーロ高信仰がある。経常黒字が拡大していっているからだ。
しかし、金利差が拡大する局面では、為替相場に与える影響は資本収支の方が大きい。
20210321i

ユーロ圏の経常収支
Chart 1 Euro area current account balance

なお、全てのグラフはグラフは3月16日(火)まで
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投機筋の為替ポジション(シカゴIMM通貨先物ポジション
<参考>【最速更新】シカゴ投機筋IMMポジション推移【FXに活かす】


念のため、相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。あくまで参考。

円/ドル
投機筋(CTAなど)の動きは相場に沿った動きになっている。
20210321a
ロングとショートに分けてみると、
青線(ロング)と(赤線)が交わって見にくいが、円高に賭けていたロングポジションは急速に縮小した。ロングの巻き戻しはほぼ終了。ここからは、円ショートの積み増しがどうなるか?
今のところ、円ロングの再拡大、円ショートの縮小は見込みにくい。
20210321b

なお、ヘッジファンド(裁定取引も多い)と違って、相場を読んで行動する小口投機筋(個人が多い)は、さらに円安の111円半ばを見ている。
20210321c
ロングとショートに分けてみると、
ヘッジファンドなどと違って態度がはっきりしている。
ガチがちの円安(ドル高)志向だ。
20210321d

なお、全てのグラフはグラフは3月16日(火)まで
上の上のグラフには「3月9日まで」とあるが誤り。

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投機筋の為替ポジション(シカゴIMM通貨先物ポジション
<参考>【最速更新】シカゴ投機筋IMMポジション推移【FXに活かす】


投機筋の為替ポジション(シカゴIMM通貨先物ポジション
<参考>
【最速更新】シカゴ投機筋IMMポジション推移【FXに活かす】

円/ドル
グラフは3月2日(火)まで。この後、週末には108円台半ばまで円安が進んだ。
たぶん、投機筋のポジションも円ショートのほうに進んでいるはず。
20210308f

ヘッジファンドなどの大口投機筋(Non-Commercial)より動きが早い、小口の投機筋(Nonreportable Positions)の動きはさらに円安の109円台半ば程度を見ているようだ。
20210308g

米国10年金利との連動性が高まっているので、米国10年金利の動向が注目される。
20210308h
インフレ懸念がさらに高まっていくと思われ*、金利にも上昇圧力がかかる。
さらに円安に進む可能性が高い。

(*)
(1)ベース効果
(2)1.9兆ドルの経済対策が物価と金利に上昇圧力を与える(景気刺激、国債増発懸念が要因)
新型コロナ: 米上院、200兆円経済対策を可決 来週の成立目指す: 日本経済新聞
新型コロナ: 米、月内に1人15万円を追加給付 上院が200兆円対策可決 : 日本経済新聞
米上院、1.9兆ドル経済対策法案を可決 苦境の中小企業や世帯「救済」 | 毎日新聞
米上院、1.9兆ドルのコロナ追加対策法案を可決 共和党支持せず | ロイター


円/ドル先物の投機筋のポジションを、ロング・ショート別に見れば、ここからさらに円ショートが積みあがっていく可能性が高い。
20210308i

なお、日米金利動向は前回のブログ参照。



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