Kecofinの投資情報

市場歴約40年の元証券投資ストラテジスト・ファンドマネージャーが、経済、市況分析情報を提供します。

タグ:実効為替レート

前にも取り上げたことがある。

最初に、昨年の相場は株にしろ、為替にしろ、コロナ前とコロナ後(米国のゼロ金利後)に分けて考えなければならない。
株の投資部門別売買動向でも、年前半は自社株買いが好調だったが、後半になって縮小してしまった。むしろ、売り気味になった。

ドル円は円高である。しかし、円の実効為替レートは円安である。
ドルに対して円高であったが、ユーロや豪ドルなどその他通貨は円よりさらに強かったということである。背景は、日本の基礎収支の改善が鈍かったということだ。(以前のブログ参照)
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期間を延ばして
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コロナ後は、ドル安、円安、ユーロ高。
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実効為替レートで俯瞰的に見てみる。
新型コロナ感染拡大以降は円安に進んでいる。円安だが、ドルも下落している。円安&ドル安だ。
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ドル/円で見ると、新型コロナ感染拡大以降は円高だ。
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要は、ドルや円以外の通貨が概して強かったということだ。
ユーロや元などが堅調だったということだ。
ユーロがイマイチすっきりしないが、元は中国景気堅調を反映している。それに伴い、豪ドルもつられている。
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結局、今年のハイライトは中国経済がひとり気を吐いたということだろう。
株高の背景の一つである企業マインド堅調の要因にもなっている。コモディティー(ベースメタルなど)も高い。

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