みずほ打開策はIBMに一本化:2021年FACTA10月号P6~9
FACTA10月号は9月20日発売なので、チョット古い記事になる。その後続報があるのかどうかは知らないが、あるいは、この記事の内容が、既に広く知られている内奥なのかどうかは知らないが、いい記事だと思う。本気で検討してみたらと思う。

みずほは、発足から興銀、富士、一勧が、各々のシステムとそれを運用するベンダーを譲らなかったために、日立(興銀)、IBM(富士)、富士通(一勧)継ぎ接ぎシステムがまかり通り、それがシステム障害の元凶とされる。
参考
検証みずほ統合、幻となった20年前の「新システム構想」 | 日経クロステック(xTECH)
みずほ銀行システム統合、20年前に生じた「ボタンの掛け違い」 | 日経クロステック(xTECH)

この問題を可決するには、
①システムの刷新
②公的資金の導入
③外部経営者の招聘

システムの刷新とは、総額4千億円、9年の歳月をかけて完成したばかりの現行システムをスクラップすること。(日経によれば、『金融庁はみずほの基幹システム「MINORI」そのものに全面改修が必要となるような欠陥はないと判断している。』らしいが。)
そして、ベンダーを1社(IBM)にして新たなシステムを構築する。
新たなシステムは、MUFGの採用するメインフレームをベースにする。

これを今のみずほの人ではできないだろう。なので、②公的資金の導入と③外部経営者の招聘が必要になる。
公的資金の導入は、現行システムのスクラップに伴う特損をカバーするためだ。金融機能強化法に基づき導入する。

問題点がある。金融庁だ。業務改善命令をだすだけで、監督機能を果たしてこなかった責任をどうするかだ。その責任を問われまいと、思い切った手を打てないのであれば、金融庁も刷新する必要あるだろう。