米国の富裕層は蓄えた富のほんの一部しか税金を払っていない。日本も同様だという話。

米富裕層「税金ほぼ払わず」 ベゾス氏らの納税記録暴露: 日本経済新聞
元記事は、
The Secret IRS Files: Trove of Never-Before-Seen Records Reveal How the Wealthiest Avoid Income Tax — ProPublica

米国の富裕層は蓄えた富のほんの一部しか税金を払っていない。
富裕層が保有する株式や不動産といった資産は、売却されて利益が実現しないかぎり、課税所得とみなされないからだ。

それに対し、平均的な米国の勤労家庭は富の蓄積以上に税金を支払っている。
富よりも勤労所得への課税に重点が置かれていることが一因だ。
民主党のエリザベス・ウォーレン議員は「我々の税制は収入で財をなさない億万長者によって不正に操作されている」とツイッターに投稿した。

実は、これ、米国だけの問題ではない。古今東西・万国共通の問題だ。
日本も同様だ。加えて株式売却益の分離課税という制度もある。

次はちょっと古い記事だが、今も大きく変わっていない。
所得1億円超だと税負担率はこんなに低い、金持ち優遇の実態 | 『週刊ダイヤモンド』

<駄話>にも拘わらず、馬券が当たると一時所得となり、外れ馬券の購入費用が必要経費にならないため、トータルで負けていても課税されることになる。
競馬の馬券の払戻金に係る課税について|国税庁

納得がいかない。

参考
申告納税者の所得税負担率(平成25年分及び平成26年分)