米国でインフレ懸念が強いにもかかわらず、長期金利が上げどまっているのは、海外からの米国債買いがあるからかもしれない。

米国国際証券投資データ(TIC)を見ると(3月まで発表になっている)
3月の米国への長期証券投資による資金流入は過去最大だった。
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米国からの対外証券投資=米国投資家による対外証券投資は売り越しで資金還流ということになる。
長期証券とは中長期国債(つまり、T-Billは含まない)、政府機関債、株式 のことである。

次に、海外投資家動向を見ると、
米中長期国債の買いが急速に膨らんでいる。やはり、長期金利が上昇したからだろう。
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米中長期国債はどの国が買っているのかを見ると、特に目立つのは、中国とカリブ海である。
カリブ海はヘッジファンド資金があるところであり、海外からというより、米英のヘッジファンドが買っているということになる。
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中国は、フローでは買っているが、残高は3月は減少している。償還があって、その資金で買ったのかもしれない。
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黒線はフロー。赤線は、残高変化である。