5月20日発表の米国経済指標 5月フィラデルフィア連銀景気指数はチョッと低下も十二分に高い。価格指数はとんでもなく高い。5月15日週新規失業保険請求件数はさらに低下。状況は何も変わっていない。

(1a)5月フィラデルフィア連銀景気指数
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(1b)5月フィラデルフィア連銀価格指数
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(2)失業保険 継続受給者数 と 新規請求件数
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継続受給者数が減少しない。一度、失業保険給付を受けたらやめられない。

バイデン式追加失業手当のジレンマ…米国「雇用ショック」の理由は?│wowKoraより
バイデン政府の追加刺激政策に基づいて、連邦政府は9月まで、週300ドルずつ追加失業手当を出している。ウォールストリート・ジャーナルによると、例えば米国北西部のモンタナ州の場合、州全体の1人当たりの失業給付は最大572ドルだ。今はこれに加えて、連邦政府が出す追加失業手当は300ドルだ。あえて働かなくても毎月3488ドルを受け取ることができる。
バンク・オブ・アメリカ(BoA)グローバル経済研究所長は「パンデミック前年の所得が3万2000ドル未満であった層は、就業するよりも失業手当を受けるのがよいと推定される」とし「飲食店、ケアサービスなど低賃金業種で労働者を雇用、維持するのは当分の間は容易ではないだろう」と述べた。