日経平均は、昨日は、よくわからないまま582円も上げた。今日は、今のところ245円安。
私の基本的な相場観はflapping flight(はばたき飛行)。弱気ではないが、当分、上昇トレンドに転じないだろう。むしろ、1回大きく下げるかもと感じている。
<参考>
2020年12月19日 (いつも外れる)来年の株式相場予想 : Kecofinの投資情報

日経平均と米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)との連動性が、よく話題になる。
理由はともかく、次の通り。但し、左右で目盛が違い、日経が2倍になれば、SOX指数は3倍になるというように、SOX指数の方が上昇率は高い。
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昨春の新型コロナパンデミックによる大幅下げ後の上昇相場は、今年1月からは停滞している。
ここから、さらに上昇するだけの材料が見当たらない。

半導体株が重いのは、PCや携帯の販売が伸び悩んでいるからだ。PCはサプライチェーンの問題があろう。携帯は中国での販売が落ち込んでいるようだ。この状況はすぐには好転しそうにない。

ところで、昨日、生命保険株、メガ銀行株が大きく上げた。
これは、米国金利が上昇すると市場は考えているということか?
これはけっこう難しい相場だ。
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グラフの区切りは2016年11月9日。日経平均は大幅に下落(▲5.36%)。米大統領選でトランプ氏が優勢との見方が広がり、投資家のリスク回避姿勢が鮮明となった。しかし、翌日は+6.72%。