さわかみ投信が、日経、読売、朝日に全面広告を出したらしい。(日経以外は未確認)
今の株式相場は実態から乖離している。高みの見物をしているらしい。だからといって、ファンドはキャッシュばかりにしているわけではないようだが。
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実は、さわかみ投信のことはよく知らない。
社名も澤上投信だと思っていたくらいだ。
さわかみファンドについては名前くらいしか知らなかった(今もよく知らない)。

で、何故取り上げたかというと、ネットの株式掲示板で面白いものを見つけたからだ。
それは新聞広告だ。

まず、日経 5月10日朝刊P6
さわかみ投信日経広告20210510p6
マネタリー政策でも成果が上がらない
株高があっても、個人消費の増加につながってくれない
こんな状況下でも、企業活動は一時として止まりません
それが実体経済であって、なにがあってもなくなりっこありません
そこだけに絞り込んだ長期投資に徼しておけば、なにをか怖れんやです
金融マーケットでバブルを踊り狂う投資もどきではなく、
実体経済から一歩も離れない長期投資に徹しようではありませんか
澤上篤人

次に、読売新聞、
さわかみ投信読売広告
長引くコロナ禍で、大変な日々をすごしているが、
株価は実体を無視しして上がり続けている。
何か、おかしいと思いませんか?
澤上篤人氏の息子・澤上龍

そして、朝日新聞
澤上投信朝日新聞広らしい
コロナで苦境に立たされている企業や個人が居ます。
一方、株式市場や暗号資産、アートや高額消費は堅調です。
金融緩和は世界をどこへ導いているのでしょう。
どうぞ皆さん、歴史的に異次元となった金融市場を楽しんでください。
私たちは遠く(実体経済)から見守っています。
取締役最高投資責任者 草刈貴弘

私には広告の意図するところがわからないが、澤上ファンなら、長く澤上氏を追っている人なら、わかるのかもしれない。

ネットのほんの一部の反応に、「パフォーマンスが冴えないから、御託を並べてごまかしている」というような趣旨のコメントがあった。
そうなのかな?とも思った。さわかみファンドの購入者は澤上氏の信奉者、共感者のような気がするからだ。

で、過去のパフォーマンスをチェックしてみた。
20210512a
かなりTOPIXインデックスファンドに近い。
決して、パフォーマンスが悪いわけではない。
むしろ、よくやっているような気もする。
残念ながら、もう少し調べないと私には評価ができない。
(そこまでの暇も関心もない)

なお、さわかみファンドは、日銀の購入で買いが膨らんでいるETFを除くと、株式投信のうちでは、フィデリティ日本成長株ファンド、レオス・キャピタルワークスのひふみプラスに次いで3番目に大きなファンドで、純資産が3,300億円ほどある。


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以下について、述べようと思ったが、長くなったのでやめる。
さわかみファンドは自分たちのポリシーで投資する(ベンチマークがない)?
インデックスターゲットではない?
リスクはポリシーから外れることだ。計量的には測れない?
収益分配はしない。