米労働省が5月6日に発表した5月1日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は49万8000件と、前週の59万件から改善した。
しかし、健全な労働市場を示すとされる20万─25万件を依然として大きく上回っている。
申請件数が高止まりしている要因として、不正申請や政府による失業保険手当の上乗せ対策が指摘されている。政府の上乗せ対策により対象外の人が手当を受けようと試みている可能性がある。
上乗せ手当を受けられることが就業意欲を妨げ多くの産業で労働者が不足している要因となっている可能性がある
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雇用統計は12日を含む週に集計されるので、今回のデータで4月の雇用統計を推計することはないが、
しかし、下図のように、目下は非農業部門雇用者の前月比増加数は100万人を超えている趨勢だ。
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上図の目盛を広げると、
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