日本株2020年10-12月期需給について、事後的な需給をいくら見ても、今後の相場予想を考えられない。しかし、やはりドコモの買収資金は大きかった。

資金循環統計より 2020年10-12月期について
注目点は2点
(1)公的年金が大きく売っている。
リバランス売にしては大きすぎる気がする。GPIFのレポートを見れば、何かわかるかもしれないが、見ていない。

(2)何といっても、NTTによるドコモの完全子会社化
技術的な問題(ドコモが市場から消える)からだと思うが、資金循環統計では、NTTがドコモを約8兆円売却して、約12兆円の自社株買い(この結果ドコモはなくなる)したような格好になっている。ネットで約4兆円が市場に入ったことになる。
4半期(あるいは年)に4兆円の自社株買いなんて、過去を見ても全くない。それどころか、以前は、増資が普通だった。
2021年1‐3月期、よくわからない資金が市場を徘徊していたように思うが、この4兆円がステルスでさまよっていたのではないかと思う(確認がとれない)。

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グラフは、2020年12月末。%はあっているが、合計金額は間違えた。面倒なので、訂正はしない。



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