米国の3月コア生産者物価は、前年同月比+3.1%。急上昇している。これが消費者物価指数に跳ね返る可能性はそれなりにあろう。FRBが言うように一時的か?
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米労働省が発表した3月生産者物価指数(PPI)は前月比+1.0%と、2月+0.5%から伸びが拡大した。前年比では+4.2%。伸びは2月+2.8%から拡大し2011年9月来で最大。
変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は前月比+0.7%。伸びは2月+0.2%から拡大。前年比では+3.1%。伸びは2010年来で最大となった。

・米・3月生産者物価指数(PPI):前月比+1.0%(予想:+0.5%、2月:+0.5%)
・米・3月生産者物価コア指数:前月比+0.7%(予想:+0.2%、2月:+0.2%)
・米・3月生産者物価指数:前年比+4.2%(予想:+3.8%、2月:+2.8%)
米・3月生産者物価コア指数:前年比+3.1%(予想:+2.7%、2月:+2.5%)


市場の予想を上回ったが、予想外ではない(ベース効果)。
FRBも分かっている。
但し、FRBはこれが一時的と考えている。
それでも、市場は気にしよう。
市場がどのように考えるか?
「インフレが来た」と思うか?
20210409