市況解説では、
「4月1日に発表された米国の先週分新規失業保険申請件数は前週比6.1万件増の71.9万件と、予想67.5万件を上回った。新規失業保険申請件数が予想以上に増加したため米国債利回りは低下、ドル売りが起きた。」
それにしても、新規失業保険申請件数がこんなに注目されるなんて。以前は一部のプロだけが注目するデータだった。

米失業保険申請、72万人 2週ぶり増加: 日本経済新聞
米新規失業保険申請、予想外に増加-労働市場の回復なお不安定 - Bloomberg
失業保険申請件数の予想外の増加は労働市場の回復が不安定なものになることを浮き彫りにし、新型コロナ流行を要因に失われた数百万の雇用を取り戻すには時間がかかることを示している。一方でワクチン接種が増加し、事業活動の制限措置は緩和されており、雇用の伸びが今後数カ月に加速するとみられている。
米新規失業保険申請71.9万件に悪化、改善傾向変わらず | Reuters

参考 
新規失業保険請求件数のグラフ
News Release

今回の発表では、2016年以降の季節調整が変更されデータが改定された。
それに伴い、新規失業保険請求件数を要因とする雇用統計モデルも修正される。
注 モデル自体は変わっていない。要因(従属変数)のデータが変わっただけ。
これにより、3月の非農業部門雇用者数前月比増加数の予想を622千人から722千人に修正する。
(下二けたが同じ数字になったのは偶然)

変更後
20210402p

変更前
20210402q