ISM製造業指数は歴史的にも高いところにあるが、鉱工業生産増加率は収縮した。
鉱工業生産増加率の収縮は寒波の影響を受けたもののようであるが、どういうわけかISM製造業指数は殆ど影響を受けていない。両者の動きの差はどこにあるのか?
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両者の動きの乖離が著しかったのは1997年頃である。鉱工業生産伸び率は好調だったが、アジア通貨危機などでISM製造業指数は低調だった。要は、国内景気に比べグローバル経済が弱かったということだ。
今起きているのは、その逆だ。グローバル経済が好調なのに、国内景気が弱いのだ。
かくして、グローバル経済を反映する企業業績はいいのに、国内経済を反映する財政・金融政策は刺激的なのである。そうして株高がもたらされている。国内経済と株価が遊離している。
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