NHKを見ていたら、Burt Bacharachの特集。改めて、20世紀最大の作曲家と思う。天才だな。
バカラックをyoutubeで聞きながら書いている。

イエレン米財務長官はまだFRB議長の時のような話しぶりをする。パウエル議長をサポートしているかのようだ。
米財務長官「インフレ急進の不安当たらず」-長期金利上昇は回復期待
■イエレン財務長官はインフレがFRBの目標(2%)を上回る水準まで高進すると「市場が予想しているとは思わない」と発言。
■「長期金利は、市場参加者がより力強い景気回復を見込んでいるという理由で上げたと私は考える」と語った。
■「2月の非農業部門雇用者数の前月比37万9000人増は大きく聞こえるが、そのペースでも完全雇用に達するには2年余りかかるだろう」と指摘。「実質的」な失業率はむしろ10%に近いとの見解を示した。

このインタビューがどの時点で伝わったか知らないが、金融緩和の続行と1.9兆ドル規模の追加経済対策は揺らぎないということだ。
株式相場の上昇トレンドは変わっていないだろう。しかし、インフレ率は実際に上昇していくであろうから、株式相場が動揺するのは避けられないだろう。

次は、非農業部門雇用者数の推移である。市場が一般に見るのは季節調整値のほうである。
昨年2月は152,523千人だった。今回(2021年2月)は143,048千人だった。昨年のレベルに戻るには9,475千人増えなければならない。イエレン財務長官の話しぶりからだと、非農業部門雇用者数の前月比増加数が少なくとも2百万人くらいにはならないと、金融政策が変わることはなさそうだ。
37.9万人程度の増加では僅かすぎる。
20210306a