米10年金利は1.5%を超えた。
金利上昇を受け株式市場では割高感が意識されやすいハイテク銘柄を中心に売られた。

新型コロナウイルスの感染減少と追加経済対策による景気浮揚への意識が強まり、長期金利は2月に入って上昇が加速した。
Fedは物価上昇を認めつつも、それは一時的であるとか、長期金利の上昇は景気回復に伴う自然な現象とか、その景気よりも雇用が重要(雇用の回復は依然として鈍い)とか、長期金利の上昇は気にせず、金融緩和持続の構えだ。

しかし、市場はパウエル議長の話をそのまま信じてはいない。FRBは23年まで政策金利をゼロ近辺に据え置く施策を維持するとしているが、市場はFRBによる資産購入の縮小に向けた議論のみならず、利上げの前倒しを織り込み始めている。
いわゆる債券自警団の登場かも?
ヤルデニは「10年債利回りは21年末より前に2%に到達しそうだ。22年はさらに上がるだろう」と言っているようだ。

私は、パウエル議長とイエレン財務長官はいいコミュニケーションが取れていると思う。結構、話し合っているのではないか?パウエル議長は孤独ではないと思う。
参考
イエレン、パウエル両氏はフロスを警戒-景気刺激策を推進も
まだ読んでいないが、
イエレン財務長官、パウエルFRB議長を好感する米株式市場

イエレン、パウエル両氏は、長期金利の上昇、ある程度のフロスの破裂は想定済みだ。
私は、雇用の改善が遅れているのは理由があると思うが、とにかく、今の財政・金融政策は継続されるだろう。
株式相場の上昇トレンドは崩れていないと判断している。
ただし、一部のセクターはダメージを受けるかもしれない? あまりに買われ過ぎてきた銘柄だ。それらはNasdaqに多い。Nasdaqフロスはつぶれるかもしれない。
別途、米国株はバブルを検討するが、ここでは当面の話をする。

つまり、NYSE100などは影響は小さいだろう。日本では、NT倍率、バリューグロース比の修正が起きるだろう。

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日本株と米国株 どちらのの方がパフォーマンスがいい?(長期編)

Nasdaqは大きく調整しているが、NYSE100の下落は小さい。

2月25日
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