市場は、前日からGameStop(GME)のニュースで一色だった。NYダウは大きく下げた(結局633.87ドル安)が、そんなことは誰も気にしていないようにも見えた。

米国株の下げの背景は、
(1)GMEの上げに、誰もがおかしいと感じた。ここまでくると、熱狂ではなく、何かがおかしいと、市場は冷めた。  
<参考>
米ゲームストップ株、年初来8倍 個人の買いを当局注視
Reddit民が空売りヘッジファンドを狙い撃ち、世界最大のゲーム小売チェーンの株価が5日間で3倍を記録 - GIGAZINE
それにしても、ロビンフッターだのReddit民だの、個人投資家の勢いは凄まじい。

(2)AMDの下げ 米AMD株に漂う半導体品薄懸念 好決算への反応鈍く
AMDの半導体の供給不足が懸念された。
BAの業績悪化も相場下落要因と言われるが、AMDの方が影響力は大きいだろう。ただし、(1) 、(3)、 (4)があるからAMDの半導体供給不足が懸念が材料になるのであって、これだけでは大した話ではない。

(3)追加金融緩和がないことを再認識した。追加金融緩和を期待していたわけではない。何というか、FOMCが相場が動くタイミングになっただけ。

(4)先日発表されたIFO景況感指数に見るように、欧州経済の回復が止まったようだ。(ユーロ安⇒ドル高 の思惑) 銅価格の上昇が止まった。やや下落した。中国経済の拡大が鈍ってきたのではという懸念。(A$安⇒ドル高 の思惑)
要は、グローバル経済の回復が停滞してきて、しかも、ドル高(米株には逆風)の観測。
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以上のように、27日の下げは、チョット頭を冷やしただけだ。
Fedの金融緩和(量的緩和)が続く限り、大幅な調整はないだろう。しかし、PERの拡大は期待できないので、株価の上昇は去年のようなわけにはいかない。