随分前のことで、よく思いさせないが、.ピーターリンチだったような気もするが(?)、『株価指数は見ない』と、買うのは個別株であって、株価指数は見る必要はないと言っていたように思う。一理あるが、私はそうは思わなかったので、気にもせず、忘れてしまった。

株価指数は三つの意味がある。
(1)指数を取引する場合。
昔と違って、今は指数ETFがある。指数を売買することが可能だ。
昔は、顧客が店頭にきて「ダウを買いたい」という笑い話があったが、今は可能だ。

(2)個別株は、時として値動きが粗すぎるときがある。ストップ安の連続などになれば悲惨だ。
例えば、東京電力のような大企業・公益株でも、2011年3月14日から3日連続比例配分、実質売買できなかったが、この間株価は2121円(11日終値)から741円(17日寄付)まで65%下落した。こうしたリスク(テールリスクに近いが)を避けたければ、分散効果がある指数(日経平均やTOPIXなど)が適当だろう。
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(3)個別株投資においても、指数動向、つまり市場動向は重要だ。市場が激しい向かい風を受けているとき、個別株だからといってその風が無関係ではありえない。市場に向かい風が吹いているときは、個別株であっても投資は手控えるのが無難だろう。
逆に、追い風の時は、個別株の業績が芳しくなくても、株価が上昇することもある。
そして、市場環境(指数動向)は個別株動向より読みやすい。マクロ経済を反映する傾向が高いからだ。金融状況も株価指数への反映が整然としている。

例えば、日本精工(6471)、TOPIXが上昇しているときは日本精工の株価も上昇しがちだし、逆も真である。
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今、業績動向を見ると、日本精工の株価が上昇するようには思えないが、市場が上昇している中では、日本精工の株価も上昇している。(多少は、安川電機の影響もうけているかもしれないが。)
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