今の株高の背景は、株を十分に保有していない人の焦り買いだ。

焦るだけでは買いにはならないが、一応こじつけの理由はある。
・有望な新型コロナウイルス感染症ワクチンが相次ぎ登場したこと
ワクチン不足どころか、過剰感まで出てきた。
・米政権移行がより円滑に進みそうだとの見通し
財務長官にイエレン前FRB議長が指名されるとの報道もgood newsだ。
・基調としては低金利、高水準なマネーの供給がある。

そもそも株価が高すぎると考えるバリェーションはどうか?
マネーの供給増加が高PERを支えている。要は、株高の背景はカネ余りだ。
しかも、低金利で余ったお金の行き場所が株しかないのだ。
不動産は流動性に乏しいし、金(Gold)は何も稼いでくれない。そもそも債券は金利がないと嘆いているのに、金(Gold)は本当にない。株(企業)は倒産のリスクはあるが、一生懸命稼いでくれ価値も高めてくれるし配当もしてくれる。
結論を書くと、相場からおりるのは、M2の前年同期比増加率が少なくとも20%以下になるときだろう。もう少し頑張るなら、10%以下に落ちるまで辛抱できるかもしれない。
なお、M2のデータは次で見られる。
M2 Money Stock (M2) | FRED | St. Louis Fed
ここで、EDIT GRAPHから Percent Change From Year Ago とすると、前年同期比のグラフになる。
20201125d