豪州準備銀行 (RBA)は10月6日、政策金利の据え置きを決定。
参照 豪州準備銀行は予算案公表を前に政策を据え置き
声明文で「高失業率への対応は重要な国家的優先課題」、「雇用下支えのための追加緩和策を引き続き検討」とし、11月3日の理事会での利下げの公算は大きい。
一方で、ビクトリア州の感染終息を受けて企業・消費者心理が回復。
また、豪州政府はコロナ危機からの雇用回復を目指した大規模景気支援策を含む予算案を公表。
追加金融緩和、感染終息、大規模景気支援策(所得税減税等)で景気のV字回復を見込み、景気楽観論が広がろう。

豪ドルは、金利低下(豪ドル安要因)、対中国輸出動向(やや減少すると思われ、わずかな豪ドル安要因)、財政刺激による景気楽観論(豪ドル高要因)が入り乱れるが、金融緩和の長期化観測が高まり、緩やかな軟化方向を予想。

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