#為替相場 #ドル円 #実質金利 #インフレリンク債

今忙しいので、コメントは、思いついたことをちょっと書くが、暇ができたら後で修正するつもり。

「FRB理事らが金融緩和ではもう無理、財政出動が必要」と言い出した。
金融政策の出尽くし、行き詰まり感が出だした。

これまで、ドル下落/ユーロ高の背景だった米国の金融緩和は一段落した感がある。
これにともない、実質金利(インフレ連動債利回り)は上昇に転じた。
つまり、長期金利安定&期待インフレ率低下(期待インフレ率押し上げ力の低下)。

ドル為替相場には米実質金利の決定力が大きい。
特に、円に対して大きい。何故なら、円の金利もインフレ率も極めて硬直的で、市場参加者の興味の対象外だからだ。
また、以前は、米国の期待インフレ率も硬直的だったので、それも市場参加者はそれほど気にしていなかった。

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20200925d
これらのグラフからはドル高へ行きそうな感じがする。

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しかし、米金利は横ばいだろう。期待インフレ率を予想できるのか?
実は、期待インフレ率は原油価格、あるいは原油価格の前年比と連動性が高い。
しばらくは、ドル堅調でいいかもしれないが、その先については改めて考える。

なお、金価格にも注意。実質金利の上昇は金価格の下落をもたらす。

参考
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