#日本株需給 #部門別日本株保有残高 #資金循環統計
2020年4-6月期資金循環統計が発表になった。

日本株の需給を見てみる。
20200920d
緑は投資信託(日銀のETF買いを反映)、黄色は公的年金、
黒は証券(海外投資家の先物売買などを反映)、赤は海外投資家

この期間は株価は上昇した。
目立つのは、
(A)日銀(ETFを通じての買いなので、資金循環統計では投信に計上される。東証データでは証券自己に反映される。)の買い。
(B)公的年金(GPIF以外の公的年金だと思う)の買い。
(C)外人の売り。
それ以外の動きは小さい。事業法人は株を売っているが(持ち合い解消?)、一方で自社株買いも行っているので、トータルでは目立った存在ではない。

注目は、外人が売っている中で株価が上昇したことだ。非常に珍しい。
図式としては、日銀が買い支えて、公的年金が株価を押し上げたようだ。
念のために言うが、需給を予想して、あるいは需給を把握して相場を予想するのは難しい。というか、無理だ。需給は振り返ってみて、「ふ~ん!」と思うものだ。

データは次の通り。
20200920a
20200920b
20200920c