米国では、小売売上高が急速に回復し、前年同期を上回っている。つまり、新型コロナ感染拡大前を上回っているということだ。もちろん、背景は米国史上最大の経済救済策(CARES法)だ。
しかし、それでも鉱工業生産の回復は鈍い。株価が急上昇しているGAFAMなどは、生産は海外が中心の多国籍企業だ。従って、雇用の回復も鈍い。
結局、低金利が続くということだ。そして、生産も雇用も回復の余地が大きい。
株価にとっては、方向感はポジティブだ。
心配なのは、株価の水準だ。本当に悩ましい。
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因みに、鉱工業生産と小売売上高から推計する実質GDP3か月前比成長率(年率)は8月で、22.4%だ。
7月は35.9%だった。
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