Kecofinの投資情報

市場歴約40年の元証券投資ストラテジスト・ファンドマネージャーが、経済、市況分析情報を提供します。

2022年07月

2022年4-6月期の実質GDP成長率は前期比年率-0.9%。2四半期連続のマイナス成長。(1-3月期は同-1.6%)。

しかし、『労働市場は極めて逼迫している。失業率は約50年ぶりの低水準で、求人倍率は歴史的な高水準にあり、賃金上昇率は大きい。過去3カ月の平均雇用者数は37万5000人と堅調だ。労働需要は非常に強い。強い労働市場の継続は総需要が底堅いことを意味する。』
一体どこが不況なのか?
名目GDPを見ると、7.85%も拡大している。この水準は決して小さくない。否、かなり高い水準だ。経済は拡大している。名目GDPが2%以上の時に、実質GDPがマイナスになるのはおよそ40年ぶりである。今回の景気の状態は40年なかったことだ。ディスインフレに慣れ切った殆どの人には想像もできないようだ。
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全文は、米国 40年ぶりのタイプの景気後退 - Kecofinの投資情報 - GogoJungle











FOMCはFF金利を2.25~2.50%に引き上げることを決定した。
今後のイメージは、9月+0.5%、11月+0.25%、12月+0.25% で、年末のFFレートは3.25~3.5%。
しかし、市場は、

5年国債利回り 前日2.90% ⇒FOMC後2.83%
2年国債利回り 前日3.06% ⇒FOMC後2.98%

来年後半くらいから、利下げに転じると考えているようだ。

株はこれを好感してPERの上昇が起きた。
為替はドル安となった。

要は、利上げ⇒景気後退&物価上昇沈静⇒利下げ ということだ。

続きは、FOMC 2022/07/28 利上げ⇒景気後退&物価上昇沈静⇒利下げ - GogoJungleだが、殆ど中身はない。
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じっちゃまさんは言っている。「BofA証券の機関投資家アンケート調査で回答者の多くが「白旗降参」していると報道されたので「それっ!」とバーゲンハンターが株式市場に殺到しています。これが今日の上げの理由。→買い理由としては弱いですね。 https://t.co/qUQZqzXoVi」 / Twitter

私も同じ見方をしている。

今回、ヘッジファンドなど投機的な投資家の米国株ポジションは大幅ショートになっていた。一部ショートスクィーズが起きたのだろう。はたして、この巻き戻しがどこまで続くか?
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株に限らず、為替や債券相場でも、短期的な行き過ぎの調整が起きている。株でも起きたということだろう。あくまでも短期的な調整だと思う。

全文は、米国株リバウンド 2022/07/19 - Kecofinの投資情報 - GogoJungle

最近の相場の動きについて、別サイトに

(1)米 消費者物価と政策金利 2022年7月14日

(2)米国6月小売売上高 しっかりとも弱いとも 2022年7月16日

(3)米国株、反発 7月15日

(4)FX必須情報 為替相場と金利差 2022/07/15 2022年7月18日
ファンダメンタルズの注目点は産油国(米国も産油国)以外は貿易収支の赤字がひどくなっていることだろう。
ユーロ圏の国際収支同様、日本の国際収支も大きく悪化している。季節調整値では、赤字すれすれまで来ている。
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(1)私は、長い間、ず~と、どうなっているのだろうと思っていたことがある。
私が、大学に入学した年、駒場の生協横の銀杏並木で、呼び止められ、言葉巧みに法学部(
文Ⅰ)の教室に連れ込まれた。
*言葉巧みというより、このtwitterを見て、今回書く気になった。『1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。
私の時は、アメリカでなく、欧州だった。
法学部の教室を部室のように、自分たちの活動に使っているようだった。相当の人数がいた。
そこで、別途設ける説明会に出てほしい。合宿にも参加してほしいということを言われた。
結局、説明会にも行かず、合宿にも参加しなかった。それっきりになった。
それが統一原理運動だということを、かなり経って、夕刊フジだったか日刊ゲンダイだったかで知った。
そこで思った。教室には相当の人数がいた。毎日そういう活動を続けているなら、かなりの人が信者になったかもしれない。そういう人は、その後、官僚になった人も、政治家になった人も、メディアにも、有力企業にも多くいるだろう。
でも、そういう話は全く聞かない。どうなっているのだろう?
ただ信者といううだけなら、それだけのことで、何もない。

10年ほど前、たまたま、私が所属していたサークルの後輩(当時大学3年)に、統一原理運動の拠点は、今は**大学(宮城県にある旧帝大)に移っていると聞いた。何故そういう話が出たのかは記憶にない。

今回のメディアの統一教会の取り上げ方を見ていると、・・・・?
ますます、不思議に思う。


(2)ガーシー
私の率直な感想は、こんなことってあっていいのか?
現実なのだから、あるということだ。
特定枠を知っていて、投票しているのだから、民意。そういうことなのだろう。
生稲さんのようなこともあるし・・・
他にもいろいろ。
税金で彼らに報酬を支払うわけだ。

話は変わって、一票の格差問題、死票の問題から、合区なんてことをするくらいなら、選挙区を全国を5~6ブロック程度に分けるのがいいと思うが? まぁ、自民党はやるわけがないが・・。


(3)富裕層の「社会貢献としての寄付」
よくは知らないので、私の持つ印象だけでの話だが。
日本では、富裕層の「社会貢献としての寄付」が少ないように思うのだが・・・?
東北大震災のようなことがあると、芸能人の寄付の話が出たりするが、恒常的な寄付はどうなんだろう?
タモリさんなどは、寄付行為をしているのだろうか?
博識のある人だし、社会貢献をして範を示してくれないかなぁと思う。

(4)分配
今回の選挙で、分配を言う政党はなかったように思う。
岸田さんは、分配を言って首相になったが、首相になると引っ込めてしまった。
これを言う党はどこにもない。不思議だ。
どういう力が働いているのだろう?

(5)岸田氏の目標
岸田氏の支持は高まったようだが、国民は何を期待して支持を高めたのだろう?
岸田氏の目標がよくわからない。何をしたいのだろう?
岸田氏の目標は総理というポストにいることかのように思えてくる。
安倍さんは明確だった。経済についても、名目GDP600兆円という目標をだし、そのためにアベノミクスを掲げた。
菅さんも明瞭ではなかったが、菅さんの世界があった。






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