Kecofinの投資情報

市場歴約40年の元証券投資ストラテジスト・ファンドマネージャーが、経済、市況分析情報を提供します。

投機筋の為替ポジション(シカゴIMM通貨先物ポジション
<参考>
【最速更新】シカゴ投機筋IMMポジション推移【FXに活かす】

ユーロ/ドル
投機筋のネットポジションは、ややユーロ安方向に向いている。
相場をリードするショートポジションだけを見れば、明瞭だ。但し、水準的には強くはない。
(ロングポジションよりショートポジションの方が相場に反映しやすい)
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円/ドル
相場が円安(ドル高)に進んで投機筋のポジションに追いついた。
投機筋のポジションは、依然円安(ドル高)方向に向かっているようだ。
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ヘッジファンドなどの大口投機筋(Non-Commercial)より動きが早い、小口の投機筋(Nonreportable Positions)の動きはさらに円安の108円程度を見ているようだ。
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なお、当たり前だが、相場を投機筋のポジションで予想できるわけがない。
にわかに動意づいてきた米国金利や国際収支にも注意だ。コモディティーの動きにも注意。

今日、中国国家統計局から2月のPMIが発表された。
中国製造業PMI、2月は9カ月ぶり低水準-サービス業も低迷 - Bloomberg

50.6と、前月から0.7下がった。低下は3カ月連続で、昨年5月以来の低い水準。高騰していたコモディティー価格は下落、資源国通貨は低下となりそうだが、「春節が昨年の1月下旬から今年は2月中旬にずれ、製造業の活動が低下する時期に当たった」一時的特殊要因との見方もある。

考えることは多い。

だからどうだというわけでもない、意味があるのやらないのやらの話。

米国の30年の実質金利がプラスになった。
実質金利とは、名目金利-期待インフレ率 なので、
これがマイナスだと、債券を保有しているとインフレに追いつかず、目減りしていくことになり、
プラスだと、実質金利分だけ保有価値が増えるということだ。

市場は非常に長期的には期待インフレ率を2%程度だと見ているようなので、債券利回りが2%を超えると、債券の保有価値が目減りしないということだ。
「だから、市中のお金は現物資産から30年債に移る」と言えるような気がするが、実際には何も起きないだろう。あまりにも期間が長すぎる。

10年実質金利は上昇したと言え、まだ▲0.75%程度であり、十分緩和的(債券より実物資産の方が有利)だ。

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金利と株価の関係は結構複雑だ。

その昔、金利上昇⇒株価下落(逆も真)
2000年代、株価上昇⇒金利上昇(逆も真)
そして今、金利上昇⇒株価下落

今は、結構複雑だ。既にゼロ金利になっていて、金利上昇⇒株価下落 はあっても、
金利低下⇒株価上昇 は難しくなっている。

2009年12月、私が現役時代に書いたコラムが懐かしい。
もともとは、どこかの金融リテラシー向上に取り組む会社が、何か問題を作ってくれと言ってきて、
その一つとして、「一般に金利が上がると株価が下がると言われていますが、その理由として適当でないものを、次の中から選んでください・・・・」というようなところから書いたコラムだ。
今は当時の会社のホームページからは削除されている。
債券と株価の順相関・逆相関、日本と米国の場合まで論じていた。

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一般的に、(1)~(4)の理由で、金利の上昇は株価下落要因になります。
ですから、株式市場の参加者は金利を気にします。




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