ユーロ為替レートについてリマインド。

足許で、投機筋のユーロのロングポジションは過去最大水準になっている。
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米国金融緩和の裏返しだ。
しかし、米国金融緩和は、昨日のFOMCで、とりあえず出尽くした感がある。
ここで、ユーロ圏で景気の先行きに不安が出てくると、投機筋のポジションの巻き戻しが出てくる可能性があることには要注意だ。

独米金利差が、ユーロ/ドル相場決定にどの程度有効かはわからないが、ここからさらに、独米金利差が0に近づいていくことはないだろう。
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不用意にユーロをロングすることは注意する必要があるだろう。
注目指標は、Germany Ifo Business Expectations Index や、ユーロ圏、ドイツのPMIだ。これらが軟化するようだと、ユーロ安の可能性が高いと思う。
(相場は、その前から動き出すが・・・)

なお、私は、新コロショックが起きるまでは為替相場予想は比較的当たっていたが、以降は、外しまくりなので、念のため。