ドル円と米国金利は、「連動しては乖離し、また連動する」を繰り返している。

参照 ドル/円と米金利の連動

これまでは、乖離するときは、米金利低下に対し円高が起きないというパターンが多かった気がするが、今回は、米長期金利がやや上昇したにもかかわらず円堅調だ。
今日(9月16日)のFOMCで、既にかなりわかっていたこととはいえ、「長期に(少なくとも3年間は)政策金利をゼロ付近で維持と示唆」したことが背景だろう。

「長期に(少なくとも3年間は)政策金利をゼロ付近で維持と示唆」したが、それは長期金利市場に十分織り込まれていた一方、ドル円市場では再認識したということだろう。その再認識でどこまで円高が進むかだが、他の要素(日本の貿易収支など)のサポートがなければ、大きく動くことはなさそうだ。
20200917a