米国株式相場を大きく押し上げているのは、FAANGMのような Mega Cap Tech Stocksだ。
日本株と比較しようもない。
そこで、こうした銘柄(全てNasdaq上場)を除いて見てみよう。

NYSE100指数(正式には NYSE U.S. 100)は、NY証券取引所に上場する米国籍の銘柄で時価総額の大きな100銘柄で構成される。
具体的には、IBM、AT&T、デュポン、JPモーガン、アクセンチュア、AIG、ウェルズ・ファーゴ、ウォルト・ディズニー、ウォルマート、エクソン・モービル、キャタピラー、コカ・コーラ、シティグループ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、スリーエム、GE、GM、ナイキ、バークシャー・ハサウェイ、バンク・オブ・アメリカ、ヒューレット・パッカード、VISA、ファイザー、フィリップモリス、フォード、プルデンシャル、P&G、ホーム・デポ、ボーイング、マクドナルド、メットライフ、メルク、モルガン・スタンレー、ユナイテッドヘルスなどである。

Symbol NY.ID
Bloomberg Code NY / NYTR
Reuters RIC Code .NY / .NYTR
Base Date December 31, 1995  Base Level 3,000

これをTOPIX100と比べてみよう。

今回は、2014年末を基準にして比べる。比べるときの基準日は非常に重要で、それ次第で印象はいくらでも変わるが、この基準日は比較的フェアだと思う。

まず、そのまま(通貨を統一しない)で、
20200916m
しかし、通貨をそろえる(円ベース)と、
20200916n

通常、我々が海外株投資をするときは、円投資で為替ヘッジしないので、比較するなら後者のほうが適当だろう。
これでみると、日本株に投資しても米国株に投資してもパフォーマンスに大差はなかった。
やっぱり、FAANGMに投資したかが重要だ。しかし、Amazonにしても、Appleにしても、Gogleにしても、買うなら、それほど銘柄選択は難しくなかっただろう。今や、IBMやGEなどより、あるいはパナソニックなどよりよっぽど有名だ。