米国金融政策は、次のFOMC(9月)で、フォワード・ガイダンスの明確化、消費者物価上昇率が目標の2%を超えることを容認することが予想されている。
つまり、Fedは、何が何でも長期金利の上昇を押さえ込むつもりだ。
にもかかわらず、11日の米国市場では長期金利が大きく上昇した。
背景は、独ZEW景況感指数が急上昇したこと、7月の米生産者物価指数(PPI)が前月比大幅高になったこと(前年同月比はマイナスで低いまま)などのようだが、本当の理由は不明だ。
これに伴い、買われ過ぎていた金は調整し、円安/ドル高になった。
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  金価格推計値=ー327.9 × 10年インフレ連動債利回(実質金利)+1,543

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株価の下落の理由もよくわからない。
メガキャップテクストック(GAFAM)に利食いがでたこと、景気対策協議が行き詰まっているとのマコネル共和党上院院内総務の発言が嫌気されたようだが、理由に乏しい。
よくわからない一日だった。

参考まで、米国の国債利回り、インフレ連動債利回りは、次のサイトで分かる。
Bonds | Reuters
米国債・金利 - Bloomberg
United States Rates & Bonds - Bloomberg
金価格は
Gold Futures Quotes - CME Group

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